12日後場の東京株式市場では、上げ幅縮小も、平均株価が前日比202円85銭高の1万2861円13銭と大幅続伸した。昼休みの立ち会い外取引で「約100億円の売り越し」(欧州系証券)となり、戻り売りや利益確定売りに押される展開。為替市場で、1ドル=102円台後半と円がジリ高になったうえ、GLOBEX(シカゴ先物取引システム)で米株価指数先物が弱含んだことが上値の重しとなり、平均株価は伸び悩んだ。
市場からは、「上値が重い。FRB(米連邦準備制度理事会)による新国債貸出制度は好材料となり、買い戻しが活発化したが、一巡後は手掛かり不足。本格的な戻りに至らず、先行き昨年来安値をうかがう展開も考えられる。現地18日のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げが見込まれているが、根本的な解決案が出ない限りは下値不安はぬぐえない」(ウツミ屋証券・取締役・藤田勝義氏)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり1226、値下がり415。出来高は20億4145万株。売買代金は2兆4189億円。東京外国為替市場では、1ドル=102円台後半(前日終値は1ドル=102円18銭)で取引されている。
野村、大和証G、マネクスBH、新光証券、丸三証など証券株や、三井住友、三菱UFJ、みずほ、住友信託、ほくほく、静岡銀など銀行株が上げ一服。菱地所、住友不、東建物、住友販売、NTT都市など不動産株も上値の重い展開が続いた。丸紅、三井物、伊藤忠、住友商、三菱商など商社株も伸び悩んだ。円下落一服を受け、トヨタ、ホンダ、日産自、スズキなど自動車株や、ファナック、京セラ、キヤノン、TDK、東エレクなど値がさハイテク株も上げ幅を縮めた。個別では、平均株価採用銘柄に新規補充のユニーがストップ高比例配分。明治海が一時ストップ高に買われ、太平海や共栄タンカなどが上げ幅を拡大した。
半面、HOYA、オリンパス、ノーリツ鋼、トプコンなど精密機器株が軟調。JT、伊藤園、味の素、丸大食など食品株もさえない展開が続いた。個別では、前日ストップ高比例配分のグッドウィルが一転ストップ安比例配分。08年3月期連結営業利益予想を減額した東芝機が下げ幅を拡大し、値下がり率トップとなったほか、エクセル、高島なども一段安となった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:株式新聞社
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